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平日電話対応:10:00~17:00職務経歴書(以下「レジュメ」)皆さんはどのように書いていますか?
フリーのエンジニア・コンサルタントの皆さんにとって、レジュメはクライアントとの接点の第一歩であり、クライアントへ皆さんを売り込むためのプレゼンテーション資料です。
レジュメに目を通し、それを基にクライアントに皆様を紹介し、面接に同席する機会の多い我々の立場から、僭越ながらオススメのレジュメの書き方を簡単ですが解説します。
参考にしていただけますと幸いです。
クライアントは基本的に忙しいものです。忙しいから皆さんにお仕事をお願いするといっても過言ではありません。ですから選考にあたっては、いくらか事前評価(フィルタリング)の条件を決めてから、大量の応募レジュメをチェックしています。
いきなり可この職歴がだらだらはじまるようなレジュメは正直あまり印象が良くありません。次項で説明するような、アピールのハイライトを冒頭から盛り込み、主要な、特に宣伝したい職歴についての説明が全て1ページ目に盛り込まれるように工夫してください。
応募する企業・業界別でも特性はいろいろ変わるとは思いますが、基本、2ページ目以降は面接では読まれるかも知れないけど、面接前のフィルタリングでは読まれないかもしれないと考えていただくくらいでちょうど良いかもしれません。
「貴方は何が出来る人?」これが一番重要な最初のアピールです。仕事上の貴方の強みを最初に書きましょう。
「特にJAVAでの開発においては、フレームワークの選定、アーキテクチャとしての経験が豊富で、各プロジェクトに貢献をしてきました」「DBについては、Oracle,DB2、MySQLなど複数の製品に精通しており、それぞれの特徴を加味した選定、設計が可能です」「特に○○業界においては多数の案件をかなり幅広い役割で経験してきました・・・」 「特にプロジェクト管理については複数の方法論に精通しており、自信があります・・・」など。
おそらく、みなさんはフリーのエンジニア・コンサルタントですので、ある程度のご経験をお持ちだと思います。新卒一年目であれば、「明るく人見知りをしません」「粘り強く、あきらめない」など抽象的な長所にならざるを得ませんが、数年経験があるのであれば、やはりみなさんの長所、セールスポイントを上記のように具体的に書いてください。
特徴も大事です。「どんな人、どんな仕事の進め方をする人なんだろう?」って、評価側はとっても興味があるのです。
「スピーディな仕事の仕方を追求しています。てきぱきと実務をこなすのが得意です」「常に手戻りの少ない設計を考えています」「仕事上の期限、設定した目標が達成されるまでは、集中して仕事をすることをモットーとしており、時間的な部分でカバーできるものであれば、月の稼動が350hを超えても平気です」「外資系に代表される、ドライな仕事の進め方でも、根回しや、事前調整が必要な仕事の進め方にも対応が可能です」
などでしょうか。
必ずこんなトーン・タッチのことを書けと言ってるわけではありませんが、いずれにしても自分がどんな人間なのかを的確且つできるだけ簡潔に表現できると「この方は自身を理解できているのできっと優秀な方ではないだろうか」「これは会ってみないとね。早く会ってみたい」という方向になると思います。
「この人は興味深い経験・スキルを持ってる!」と思わせるのです。
プロジェクトや担当顧客の仕事歴を書くときにいわゆる「古い順に」書く人がいますが、基本的には推奨できません。「最近の」「直近の」成果・実績の方が大抵は興味が深いのです。
特に日進月歩の技術に関わるお仕事をされているわけですから、10年前のお仕事と、1ヶ月前のお仕事では、選考者の興味の度合いは変わってきます。
例えば、クライアントからのスキル要件が、「30歳代で5名程度のリーダーが対応可能なJavaエンジニア」という場合に、
10年以上前、新卒で22歳前後のときの「『社内研修』Java 製造~テスト」という経歴が最初に来ていたら、やはり読み手の立場に立っているとはいえません。
やはり最新の仕事歴から「新しい順に」書くのが気遣いでもあるし、より魅力的なレジュメのレイアウトだと思います。
「古い順に」書いた方が、書くほうは書きやすいかもしれませんし、個人としてのこだわりがあるのでしたら否定は致ししませんが、基本的にはやはり損だと思います!
■クライアント:大手流通業
■概要:ECサイト構築
■規模:500人月
■職務:メンバー
■参画フェーズ:詳細設計~製造
■環境:Java、Oracle・・・・・・
SEの方には、特に上記のような内容で終わられている方が多く見受けられます。
これではみなさんの紹介ではなく、プロジェクトの紹介になってしまいます。
「BtoCのECサイトにおける、主にお客向けの画面周り約20画面を3月程度で設計~開発した。」「数十万件の顧客情報に関わるDWH構築の製品選定に際し、各社の見積もりと性能を比較検討し、顧客の意思決定の基準となる資料を作成した」
とかでしょうか。
確かにそのプロジェクトがどんな目的で何をする・作るのか、どんな規模でどんな環境下で、そしてそのプロジェクトがどうなったのか、この辺も大事ですが、その人がそのプロジェクトで何を担当したのか、どのように活躍したのか、選考者はそこが知りたいのです。
Javaのスキル要求であるにも関わらず、
■対応可能言語:Cobol、C、C++、Java
と、経験が古い順になっているままご応募される方が多いと思います。
これよりはやはり
■対応可能言語:Java、Cobol、C、C++
の方が、マッチしているように感じます。
前述のセールスポイントについても他にも、上級SEとして現場を牽引して欲しい人の募集なのに「プロマネとして今は立派にプロジェクト管理をしています」というセールスポイントが先頭からずらっと並んでいたら「ちょっと違うかな」印象変わってしまうかも知れないですよね。
エンド企業の社名がずらりと並んでいるレジュメもたまに見かけますが、基本的には推奨できません。
金融機関など特に機密に厳しいお仕事への応募の場合、それだけでNGになることもあります。
プロジェクトの内容についても、当然機密似触れる可能性のあるものは記載NGです。
現場に入ってから「レジュメに出来ると書いてあったし、面談でも出来るといったけど全然できないじゃん」とクライアントに言われてしまうこと、いまだにたまにあります。
それを判断できるように面談をしているのですから、クライアント側にも責任はあるのかもしれませんが、大きなトラブルの元です。
セールスポイントをアピールすることと、出来もしないことをさも出来るように書くことは同じではありません。
当然ですが、弊社のコーディネーターの私見が多分に含まれますので、これが絶対唯一のものではないことをご承知置きください。
ただし、レジュメの書き方で場合によっては皆さんの収入が大きく変わってくることがありますので、皆さんなりに、今一度よーく考えてみることをオススメいたします。
BTCエージェント for エンジニアでは、「戦略的にキャリアを構築していきたい!」と考えるITエンジニアのために、
「どのようなプロジェクトが適しているか」、「さらに上を目指していくためには何が必要か」といったことを、エンジニアの立場にたって一緒に考えていきます。