フリーエンジニア実践講座

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フリーランスデビューの方へ! エージェント活用のススメ

「仕事が欲しい、、、もっと稼ぎたい!」「今の現場が気に入らない、上手くいかない」

これはフリーランスの方には切っても切り離せない悩みです。

今回は、フリーランスの方がエージェントを使うことでどんなメリットがあり、逆にどんなデメリットがあるのかざっくばらんに書いていこうと思います。

本記事では、初めてフリーランスになる方には、特に面白い内容になっていると思いますが

既にエージェントをご利用されている方も是非ご覧ください。

コンプラ視点から考える、案件が取れない時こそ活用したい

BTCエージェントにご登録いただくエンジニアの方から「はじめてフリーランスになるのですが、自分の市場価値がわからず、フリーランスになることに迷っています。私に合う仕事や案件はあるでしょうか。」とお問い合わせいただくことがあります。

極論申しますと普通のエンジニアであれば、フリーランスになれますし、案件がないということは今のご時世ありえないと断言できます。

これは現場でプロとして活動している我々の肌感でも感じていることですが、実際に経済産業省が発表した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」でも確認されています。

IT人材の不足規模に関する予測

発表された2015年度で既に17万人、予測値として2030年には最低でも41万人から最高で79万人不足すると予測されています。

ここまでお話しますと「では、黙ってても仕事や案件は取ってこれるのでは?」とお察し頂くかと思いますが、なぜ”案件がないということはありえない”このご時世に案件を取ってこれないことが起こるのかお話したいと思います。

最大の問題は、「コンプライアンスが年々厳しくなっている」ということです。

コンプライアンス、、、フリーランスに限らず、誰しもが耳にしたことがある言葉ではないでしょうか。

元々コンプライアンスとはアメリカ発祥の言葉ですが、2000年に入り、「政府の縮小化」と「企業への規制緩和」により日本でも重要視されるようになりました。簡単に経緯をご説明すると「政府の縮小により民間企業の活動をチェックする機能がなくなり、健全かどうかは各企業に任せるようになったため、より流出しやすくなった個人情報や機密事項を守るコンプライアンスを重要視するようになった」ということです。

フリーランスになるということは「企業の看板を外す」、すなわち信用を失うということです。

その為、フリーランスの方は大手企業含め、最近では中小企業との直接契約も難しくなりました。

人脈のある方は、時としてエージェントを使わずともお一人で案件を取ってこれることがありますが、IT業界はナマモノなので、ずっと人脈だけで渡り歩いていける方はほんの一握りです。

案件がとりづらくなった今こそ、常に数百件の案件の情報を抱えているエージェントを使うメリットがあります。基本的にどちらのエージェントも登録無料の為、営業をすべて無料で代行してもらえるのは最大のメリットだと思います。

親身にキャリアを考えてくれるエージェントは優秀

我々エージェントの最大のミッションは「IT人材不足を解決すること」ですが

IT人材不足を解決させるにはなぜエンジニアが不足するのかを根本から考え、「業界動向に応じたフリーランスを育てること」で解決しなければなりません。

実は、先ほどご覧いただいた経済産業省の資料とIT人材白書2018をご覧いただくと「量だけではなく、先端技術に精通した質に関する人材が不足している」ということが読み取れます。(詳しくは検索して調べてみてください)

ミッションをこなすために、我々エージェントはフリーランスに寄り添いキャリアを見据え、案件をご紹介しています。その為、良いエージェントを使えばキャリア形成に役立つメリットがあります。


また基本的にどのエージェントでも、フリーランスお一人につき、担当者が一名つきます。

その担当制がどういう割振りなのかはエージェントごとに異なるので、気になる方は聞いてみてもいいと思います。我々BTCでは以下のような構図になっています。

BTCエージェント構図

この構図の良い所は

①全コーディネーターがフリーランスおひとりおひとりの案件探しに注力する。

②フリーランス目線で、お気に入りのコーディネーターや案件を選ぶことができる。


登録時に担当が決まるのではなく、参画時に担当が決まるため、それまでになるべく多くのコーディネーターと顔を合わせることができます。案件といえども人と人なので相性は大切ということと、抜け漏れなく案件をご紹介するためにコーディネーター全員が案件をお探しできる効果があります。

プロのエージェントとして市場感や相場を熟知しているため、ご自身のスキルや条件にあった案件のご紹介ができ、フリーランスの方はその中から好きな案件を選ぶことが可能です。


フリーランスの皆様に常に念頭に置いて頂きたいことは、極力目の前の単価にとらわれず案件を選ぶことです。フリーランスは、単金面では一般の社員よりも良いものの、年齢が高くなるにつれ収入が不安定になる可能性が高く、これまでの実績やいま求められるスキルにどこまで通用するのかが非常に重要になっていきます。

また、これから国の働き方改革によりフリーランス市場は拡大していく為、ライバルが多くなり生き残りをかけた戦いが既に始まっています。そういったご相談に対して客観的に意見を出してもらえるのもエージェントのメリットといえるでしょう。

質の低いエージェントには注意しつつ、良いエージェントは活用したい

これまでメリットばかりお話しましたが、フリーランスの方には特に気を付けて頂きたいことがあります。

それは質の低いエージェントの案件に参画する場合は多少のリスクを伴うということです。

フリーランスにとって質の低いエージェントとは、商流が深いもしくは不明な案件ばかり紹介してくるエージェントのことです。

商流が深ければ参画した後に問題になるケースがあります。例えば、商流が深いため伝言ゲームになり聞いていた情報と参画後の内容に齟齬が大きい、担当エージェントに相談してから現場に声が届くまで時間がかかるかつ正確でない場合が多い、商流に入っていたエージェントが倒産し委託料の支払いがなくなるなどです。

場合によっては、フリーランスの方が4次請けでも、実質元請ではなく2次請け企業が開発している案件なのであれば、比較的意思の疎通は取れますが、極力浅めを選ぶほうが良いでしょう。


確認頂きたいのは実質請け負っている企業からフリーランスの方までどれだけエージェントを挟んでいるかということです。理想的なのは、0~1社ですが2社まではご検討いただいてもいい範疇かと思います。

下記の図のように、商流に応じてその際の確認事項を記載したので、参考にご覧ください。

商流図

逆にフリーランスにとって、質の良いエージェントとはどういった企業なのでしょうか。

それは数少ないですが”システム開発におけるバックグラウンドを持っている企業”を指します。

エージェントなのにシステム開発を行っている?と疑問に感じる方もいらっしゃるかと思いますが、意外にも独立系のSierがエージェントサービスも行っていたりします。

元々、IT業界は慢性的な人不足で、特に大手Sierでは人不足解消の為、小中規模の独立系Sierにまるっと案件を任せることは多くありますが、人不足なのは大手だけではなく小中規模であろうと同じなのでエージェントに調達依頼を出す、もしくは自社でエージェントサービスを立ち上げるといった流れになるのです。後者を選んだ場合、システム開発におけるバックグラウンドをもったエージェントが誕生します。

こういった企業は「SEならではの悩みを理解してくれる」「場合によりエージェントが元請になる為、直契約ができる」「システム開発を経験しているエージェントだからアンマッチな案件の紹介が少ない」などのメリットがあります。


我々BTCは元々外資系の大手コンサル出身者がスピンアウトしてできた独立系のsierです。

上記に該当する数少ないエージェントなので、是非ご活用ください。


昨今IT人材不足に乗っかり、ITの知見のない方がエージェントサービスを運営するといった企業が増えてきました。ボリュームが増えれば、質が低下するというのは、どの業界どの事象でも起こることであり、実際に右から左へ横流しするエージェントがあるのも事実です。

こういった企業と取引する際の最大のリスクは、もし運営企業が倒産した場合、委託料の支払いがされないことがありえるということです。

例えば商流上、エージェントの先が元請だとすればそこに問い合わせて直接もらえばいいと考えられるかと思いますが、契約上そうは問屋が下りません。


もし支払いがされなければフリーランスにとって致命的なのではないでしょうか。

フリーランスの皆様には、質の高いエージェントを活用し、安心して働いていただきたいと思っています。

営業・契約書周り・条件交渉すべて代行してくれるのが当たり前

全エージェントに共通して言えるメリットは、無料で営業・契約書作成・条件交渉をすべて代行してくれることにあります。エージェントはフリーランスの適正価格を根拠に基づいたデータで営業しているため、元請×個人にありがちな「足元を見られる」ことが少なく、企業にとっても個人にとってもフェアな視点で価格交渉ができます。そのフリーランスが高いのか安いのか、また定められた業務範囲に対して適切な金額が支払われているのかがわかる為、お互いにメリットがあるのです。

普段お世話になっている仕事先に条件交渉をするのは、中々敷居が高いのではないでしょうか。そういった『交渉術』におけるノウハウを持ったエージェントを使うことで、フリーランスの心象を下げずにより快適に業務を行えます。(ただし、任せるエージェントが交渉下手だった場合は逆効果になる可能性もなくはないです。)


また、フリーランスの方は契約書について、リスクがあるのかないのかも知見がない為、わからない方も多いと思いますが、エージェントには法務の専門家がついていることが多いため、契約書周りも安心して任せることが可能です。契約書作成~製本までまかせられるので、フリーランスにとって手間が大幅に削減されます。


上手く活用すればフリーランスの方にとって安心して案件に参画することができ、強い味方となってくれます。沢山登録したほうがいいというわけではないですが、ご自身に一番あったエージェントを見つけることをお勧めいたします。

まとめ

いかがでしょうか。本記事では、フリーランスにおけるエージェント活用のメリット・デメリットについて解説しました。

フリーランスが案件を継続して獲得するためには、エージェントを上手く利用することで快適なキャリアパスを描くことが可能です

特に駆け出しのフリーランスの方は、エージェントへ相談してみることで新しい道が開けていくのではないでしょうか。


ぜひ本記事を参考にしてみて下さい。

  • 特にフリーランスはエージェントを活用することで案件を受注しやすくなる。
  • 良いエージェントはフリーランスのキャリア相談も親身に受けてくれる。
  • 営業だけではなく契約周りや交渉などすべて代行してもらえる。
  • ただし、エージェントは質が大事なので、吟味したほうが良い。
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